
こんにちは 豊永博司です。
当教室では、通常通りのレッスンを再開しています。
今回は教室でのレッスンの様子と、私の考える
お子さんの英語力を伸ばす「7つの方法」
- 英語を聞く
- 英語を言ってみる
- 英語の文字の読み方を覚える
- 英語の読み・単語から文へ
- 読んでみる・書いてみる
- 楽しく学習する
- 習った英語を「使う」
についてお届けします。
目次
小学生英語中級クラス・多肥上町教室
まずは、英語学習2年2か月、多肥上町教室・小学生中級クラス
レッスン前半は
「No Japanese」
生徒さんたちは
「日本語禁止」です。
教科書に書かれている英語を言うのではなく
本当に言いたい・伝えたいことを、今までに習った英語を組み立てて言う
時間。
もちろんスラスラとは言えません。
時々おかしな英語も飛び出して全員で爆笑
でも一生懸命伝えようと、頑張って英語を「使って」います。

その後は、教科書の会話文を聴きとり、バラバラになった文章を組み立てる活動です。
4年生の生徒くん、今回からはバラバラ度がアップ!
(準備で英文を切り離す時、ワクワクしてしまう私です・笑)

「え~分からんよ~」と言いながらも、ちゃんとできました。
そして、6年生の生徒くんは、バラバラになった単語から組立て

彼も少し前は「え~~~?!」と言っていましたが、今回はササっと終了。さすが!です。
小学生英語中級クラス・東かがわ教室

こちらは、オンラインでレッスン中の東かがわ教室。
英語学習スタートから、2年5か月の小学生英語中級クラス
「Chat」(英語でのおしゃべり)から授業が始まります。
簡単なあいさつや、それぞれの生徒さんについての質問等々
今までに習った英語を使って、先生や友達同士でやり取りをします。
でも!
ボーっと聞いていてはいけません。
会話の途中で、先生からいきなり
「What is ○○(生徒さんの名前)’s favorite subject ?」
(○○の好きな科目は何だった?)
と質問されます。
ところが、意外と他人の発言は聞いていないもの(笑)
「・・・・・・・」
となることが多いです。
友達にもう一度質問して答えを確認。先生に伝えます。
この活動を続けると、生徒さんたちは他人の言うことをしっかり聞くようになり、メモをとるようになります。
その後はワークブックに取り組んでもらいます。

「ラーニングワールド」より
先生はページを伝えるだけ。
今回も、みんなで協力してページを終わらせることが課題ですが、自分たちで学習を進めることにも、少しずつ慣れています。
英語を「使う」

「ラーニングワールド」より
英語を読むのが少し苦手な生徒さん
上のページに取り組んでいる時に、友だちの言った英語が聴きとれませんでした。
とっさに
「Once more please.」
もう一度言ってくれた友だちに
「Thank you.」
何ということのない会話のようですが、これが意外に口から出てこない、とっさに言えないもの。
生徒さんたちには意識してほしくないので伝えていませんが、
実はこれが教室での英語学習の目標のひとつ
なのです。教科書に出てくる文や表現、会話文を覚えて練習するだけでなく、活動する中で
実際に「英語を使う」こと
この経験がなければ、なかなか英語が「話せる」「使える」ようにはなりません。
- 本当に英語を話す必要がある状況
- 自分の言いたいことを、英語を使ってやりとりをする場面
を作ってあげることが、とても大切です。
英語を話すために必要な「7つのこと」
ここからは私が考える、お子さんが「英語が話せるようになる」ために必要なことを挙げてみます。
1.英語を聞く
当たり前ですが、まず最初は英語を「聞く」こと。
たくさんのインプットが必要です。
身のまわりの簡単な英語を聞き「どれかな~?わかるかな~?」とクイズ感覚で遊んだり、英語の指示通り動く遊びから楽しくスタートするといいのではないでしょうか?
2.英語を言ってみる
楽しくゲーム感覚で「どれかな~?」と遊んでいると、ある日ポロっと口から英語が出てきはじめます。
ただし、お子さんの性格によって、英語を言い始める時期には差があります。あせらずに楽しく続けていると、ポロっと言い始めますよ。
この時大切なのは、間違いを訂正しないこと。
正しい言い方を聞かせてあげていれば、そのうちに子どもは自分で修正します。
間違いを直されてばかりだと、話すことそのものが楽しくなくなります。
学習の過程で間違うことは当たり前。間違ってもいいので、どんどん言ってもらうことの方が大事です。
そして慣れてきたら、少しずつ自分の好きなことや、欲しいもの、今の気持ちなどを、やり取りの中で言えるようにします。
3.アルファベット・フォニックスを身につける

英語を聞きながら、言いながら、使いながら、アルファベット⇒フォニックス(英語を読むためのルール)も身に付けていきます。
英語を「読む」「書く」ための基礎、そして英文を読めるようになって英語の本を自分で読み、英語力を大きく伸ばすためにも必要な力です。
4.単語から句、そして文へ
段階を踏んで、少しずつ積み重ねることで無理なく力をつけられます。
まず始めはフォニックスのルール通りに読める単語を、どんどん読んでいきます。
その後、読める単語を組み合わせた「句」を読む練習。
(例えば、A big red dog. A wet mop on a map. Six big ants. 等、あり得ないような文章を提示すると、楽しんで良く覚えてくれます)
そこから徐々に英文を読む練習につなげることで、スムーズに読めるようになります。
また、読めたものを音声で確認できるCDや音源があるとバッチリ!です。
5.言えたものは読んでみる・読めたものは書いてみる
教科書の英文など、フォニックスのルールに当てはまらないものでも、自分が英語で言えたものは読む練習を続けることで、読めるものが増えていきます。
また、読めたものは書いてみる。意味が分からないものを書くよりも、自分が読めたものを書く。英語を書く練習も「積み重ね」が必要。
教室では、それぞれの生徒さんがひとりで読めたものの中から、自分の書きたいものを選んで書いてもらっています。
6.楽しく学習する

ここで言う「楽しい」は、ワイワイ遊びながらの楽しさではなく、自分がチャレンジする楽しさ、友達と協力して課題を解決する楽しさ、のことです。
子どもたちは遊ぶことがもちろん好きですが、「知的に楽しい」「頑張れば何とかクリア出来そうなチャレンジ」の楽しさも大好きです。
7.習ったものは使ってみる

習った英語、覚えた英語を「使う」ことが大切です。
教室では、色々な絵が描かれたポスターや、教科書のイラストを使い
「英語で言えること、何でも言ってみよう!」
習ったそのま単語や文をそのまま覚えるのではなく、自分の本当に言いたいこと・伝えたいことを言う練習を初期から始めます。
そんな練習を積み重ねて少しずつ
自分の意見を発表する
英語で発信する
ことにつなげていきます。
英語力を身に付けるために

当教室の生徒さんのお母さま方にはお伝えしているのですが、私は英語を身に付けるために「これだけやっておけば大丈夫!」といった
魔法のような方法は存在しない
と考えています。
英語力は、英語を聞く・話す・読む・書く練習を続け、時には楽しく、時にはなかなか進歩しないことに落ち込み、そんな時にはひと休みしながらも、コツコツと頑張ることで手に入ります。
英語学習は高い山を登るようなもの
だと感じています。
なるべく早いうちから始めることで、将来この登山道が少しでも緩やかになるように。
子どもたちに
ほんとう英語が話せるようになってもらいたい
という想いで、毎日のレッスンに取り組んでいます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでもご参考になりましたら幸いです。
「おとなしい子・ひっこみ思案な子でも、自信を持って英語が話せるようになる」ための子ども英会話教室「さぬキッズ英会話教室」
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