さぬキッズの英語

自分で学ぶ力を育てる

こんにちは、豊永博司です。

教室では「大学入試」に向け、最後の追い込みで頑張っている高校生たち。

今回はそんな高校生たちの教室での様子を通して見た

「お子さんの学力を伸ばすためには?」

ということについてお届けします。

自分で考える

さぬキッズの教室では生徒さんが英語力を身につけるため

【自分で考える】

ことを大切にしています。

  • 先生から教えてもらうだけのレッスン
  • 先生から指示がないと何もできない生徒

では英語力だけでなく、学力全般を伸ばすことは難しいと思うからです。

そのため教室では、学年が上がるにつれて

【自分たちで考えて課題を解決する】

活動が増えます。

分からないことは協力し『手分けして調べ』

それぞれが知っていることを『教えあう』ことで、確実に学力が伸びるからです。

英語の文を読み問題に答える

高校生クラス 実際の活動の様子です。

立ち上がって
真剣に何をしているのかというと・・・
バラバラにされた英文を読み
正しく並べる課題に挑戦中

英文の内容が把握できたら、次は協力して問題を解きます。

先生から与えられたミッションは「協力して100点満点の解答を提出する」こと。

(本当の目的は満点を取ることではなく『頭を使って考え、自分たちで調べ、協力する』ことです)

今のこの時期は本番の入試に備え、最初に問題を解く段階では英語辞書を使用しません。

「ここはこうじゃない?」

「・・・あーなるほど!」

全部解けたところで【解答の正誤】だけを知らせ、間違っていたところは再度考えてもらいます(ここからは英語辞書や英文法の参考書、スマホを使って調べてOK)。

これでほぼ正解までたどり着きますが、どうしても分からないことだけ、先生に聞いても構わないことにしています。

ただし様子を見ていて、もう少し考えると正解できそうな時はヒントを与え、自分たちで解いてもらうこともあります。

かなり大人っぽくなって普段はクールな高校生も、自分たちで考えたり調べたり教えあっていると

「あー!わかった!!」

「そうなんやー!」

「マジでー?!」

「え~!そうなん?!」

仲良くにぎやかに、でも【気づき】があり確実に英語力が伸びています。

私にも経験がありますが、テストのために知識を詰め込む勉強は、試験が終わるとキレイさっぱり!忘れてしまい頭に残りません。

英語の点数を上げるために長文問題を『こなす』のではなく

高校生だからこそ

英文を

【読む意味がある】

【読む必然性がある】

知的に楽しい活動

で、読む力を伸ばしたい。

そのための方法を考えること

そして

必死に取り組み「わかった!」と喜ぶ生徒さんの姿を見ることが私の楽しみです。

自分で考えて動ける子は伸びる

自分で考えること、そして分かること・できることは自分でやる【自主性】を身につける練習は幼児でも可能。

年中さんでも
やり方が分かっているプリントは

先生が1から10まで説明せずに
黙って渡すだけ。

ひとりで取り組むことが
できています。

教室あるある『逆転劇』

ここからは実際に年中さんから教室に通ってくれた生徒さん2人の話です。

英会話クラスでは、その日に習った教科書のページの音声CDを家で聴いてくること

翌週それを教室で発表することが、毎週の宿題になっています。

ひとりの生徒さん(Nくん、とします)は理解が早く良くできるので、本人もお母さまも「大丈夫」と安心して、CDをあまり聴いていませんでした。

最初の頃は宿題も簡単なので、CDを聴いてこなくても発表できるお子さんもいるのです。

いっぽう同じクラスの生徒さん(Rくん、とします)。

集中力が低く、レッスン内容の理解も早くはありませんでしたが、いつも元気いっぱい!明るい男の子。

レッスンでは仲良しのNくんに助けてもらいながら頑張っていましたが、宿題の発表もなかなか上手にできず、ちょっとブルー・・・

でも、Rくんのお母さまが諦めることなく、嫌がらずにCDを聴けるように色々と工夫して下さっていました。

年中さんから始めた英会話レッスン

小学生になった頃から・・・

気が付くと、いつの間にか2人の立場が逆転!

Rくんは英語が上手になり、Nくんは時々Rくんに教えてもらいながらレッスンするように。

教科書のレベルが上がると家庭でCDを聴いてこないと、宿題で発表する内容も長くなり、難しくなります。

が、CDを続けて聴くことで色々な英語がインプットされ、ある時点からグン!と英語力が伸び始めます。

始めは「どうせ俺、英語できんし」と言っていたRくん。

徐々に自信が育ち、自分から進んでCDを聴くように。

結果、どんどん英語が得意になりました。

「小さな積み重ねが、後々の大きな違いを生む」という典型ですが、教室ではよくあることです。

目標に向かって頑張ったHさん

こちらも、小学生から高校生まで長く教室に通ってくれた生徒さん(Hさん、とします)の話。

とても優秀な生徒さんで、中学校での英語の成績は「5」

英語だけでなく他の教科の成績も「5」が並んでいるような生徒さんでした。

そんなHさんが高校3年生になった時のこと。

彼女は高校2年生まで部活動に命をかけていたので、勉強がすっかりに疎かになっていました。

が、志望校は国立の超難関大学!

ちょっとやそっとでは合格できそうにありません。

でも【自分の目標】【行きたい大学】がハッキリとしていたHさん

自分の苦手な教科・苦手な分野を把握、自分で受験までの計画を立ててもらい、勉強を始めました。

最初は高校の先生にも「絶対無理!」と言われ、模試の点数もなかなか上がらず苦労していましたが、あきらめることなく目標に向かってコツコツと頑張る彼女。

当時、Hさんに聞くと

「毎日10時間は勉強しています」

とのこと。

そのうち、ジワジワと模試の点数が上がり、ギリギリ何とかいけるかも?!という状態に。

必死で勉強しても、合格の可能性は少ないHさんでしたが、英語に関しては小学生から勉強して力は付いているので心配していませんでした。

結果は、ここに掲載しているのでお分かりだと思いますが(笑)無事に合格!

ハラハラさせられましたが、嬉しそうな彼女の顔が見られて良かった良かった(^^)/

学力を伸ばすための3つのポイント

上記のような事例は他にもあり、私が生徒さん達の姿から学ぶことも多く【どうやって子どもの学力を伸ばすか?】ということを考え、教室で実践を続けています。

ピアノを習っていれば自宅でも練習するように

スポーツをしている子は家でもストレッチやジョギング、筋トレをするように

年齢や学習期間にあわせて【自分で勉強する習慣】を身につけることは、英語だけでなく学力が向上するためには欠かせません。

そして実際に効果があった

『学力を伸ばすための重要なポイント』

は、次の3点

  1. 自分で考える
  2. 目標と計画を立て自分で勉強できる
  3. 分からないことは自分で調べる

①については上記で述べましたので、ここからは②と③について述べさせて頂きます)。

目標と計画

よく「計画的に」という言葉を聞きますが、計画の前に「目標」がなければ、子どもだけでなく大人でも計画を立てることは難しくなります。

たとえば、旅行。

「行き先」が決まっていなければ「計画」は立てられませんよね?

学習でも同じこと。

目標(行き先)が定まっていなければ、計画も立てられませんし、やる気も起きません。

そのために高松さぬキッズ英会話教室の小学生英会話クラスでは、新しい教科書に入る時には「これだけ出来るようにがんばろう」という目標を確認。

そこに向かって1年かけて頑張ります。

アプリコット出版
「ラーニングワールド」より

そして中学生・高校生になれば【将来の目標】を真剣に考え、その目標を実現するために自分が目指すべき【志望校】を考えてもらいます。

そのために自分の現実を見つめ直し、今の自分に何が足りないのか何が必要なのかを洗い出してもらいます。

そこで初めて、それらをどのように克服していくかという【計画】が立てられるようになります。

【計画】を立てたら、後は適宜修正をしながら実行!です。

これには別の利点もあって、自分が出来ること・出来ないことを冷静に把握することで、思春期にありがちな『意味のない不要な自己嫌悪』に陥るのを回避できます。

上記の目標を真剣に考え計画を立てられると、問題なく「自分で勉強できる」ようになってきます。

大切なことは、計画を立てたら本人にまかせ、細かくあれこれと口出しをしないこと。

「今日の分の勉強はやったの?!」

お母さまから言われた途端!お子さんのやる気がマイナスになります(笑)

1週間で自分が計画した勉強がだいたい出来ていれば上々。

計画がこなせていなければ、スケジュールのどこかに無理があるということ。

それを修正しつつ、お子さんが【自分で考え】自分に合った勉強方法やスケジュールを見つけるアドバイスをしてあげて下さい。

もちろん途中で目標や志望校の変更をすることもあります。

が、さぬキッズの教室では「行ける学校に行く」という意見は認められません。

「じゃあ、お父さんお母さんに月謝を払ってもらって教室に来るのは無駄だから辞めなさい」と私に勧め(?)られます(笑)。

自分で調べる

便利な反面、インスタントな現代。

大人も子どもも「めんどくさい」が口癖になり、頭を使うことが少なくなっているように感じます。

でも脳が柔軟な子どもの時代だからこそ

  • 「頭を使って」考えること
  • 「頭を使って」解決方法を考え、調べること
  • 思考すること

が大切だと私は思っています。

いつも時間内に早く正解を出すことを求められ、忙しいスケジュールの中で、じっくり「考える」ことが少なくなっている子どもたち。

が、小学生の英会話クラスでも、レッスン中に分からないことがあると

先生、答え言わんとってよ!

自分たちで答えを発見しようと考えたり、ああでもないこうでもないと話し合ったり、教科書や英語辞書を使って調べ始めたり、生き生きと協力して活動を始めます。

子どもは本来

「自分で考える」

「何かを発見する」

ことが大好きなのです。

もちろん、お子さんによっては結果が出るのに時間がかかる場合もあります。

でも

  • 【自分で考え】
  • 【自分で調べられる】
  • 【目標と計画】を立てて勉強できる

お子さんは英語だけでなく、間違いなく他の教科の学力も上がってきます。

そんな力を育てつつ、成長をじっくりと見守る覚悟が私たち大人に求められているのかもしれません。

お子さんの将来のために

上記のような力は、お子さんの将来のためにも必要だと思いませんか?

  • 自分で考え、学ぶことができる
  • 最適な結果のために必要なことを調べられる
  • 目標に向かって計画を立て、協力して仕事を進められる

私は、生徒さん達にそんな大人になってほしいと願っています。

が、上記のような力は、すぐに身につくものではありません。

小さい頃から少しずつ少しずつ時間をかけ、ひとりひとりのペースで楽しく無理なくコツコツと積み重ねていくことでしか『本当の英語力』も手に入りません。

私たち大人に出来ることは、子どもたちが

「あ!わかった!」

「えええええ?!そうなん?!」

と言えるような体験をたくさん出来るようにしてあげることではないでしょうか?

お子さんが【生きる力】を手にするために、英語教育を通して【自分で考え】【自立して学ぶ力】そして【英語力】を育て身につけてもらうことが私の目標。

将来、お子さんが豊かな未来を手にすることができるため、お母さまも一緒に頑張りましょう!

おとなしい子・ひっこみ思案な子が、自信を持って英語が話せるようになる

高松さぬキッズ英会話教室

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高松市・木太・多肥・上林(サンメッセ)子ども英会話ー1クラス5名の少人数制で【おとなしい子・ひっこみ思案な子】が【自信を持って英語が話せるようになる】子ども英語専門教室。木太(月)多肥(火)上林(木・金)各教室にて無料体験レッスン受付中。
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