こんにちは、豊永博司です。
今回は
子供たちが英語を「使う」
ということについて。
保護者のみなさんが、子どもさんの英会話教室・スクール・英語塾を選ばれる際のご参考になれば幸いです。
目次
英語という「ことば」を話すとは?

いわゆる子供英会話教室でよく見られる、楽しく「歌って」「踊って」「ゲーム」のレッスン。
子供たちが「楽しく」取り組めることは大切です。
研究によると
子供が楽しく取りくんでいる時の吸収力は、大人の「12倍」
楽しくないと感じた時の吸収力は、大人の「10分の1」
その差は120倍!楽しくなければ、子供はほとんど吸収しない!
なので私が以前勤めていた英会話スクールでは、子供たちが「楽しく」レッスンするために毎日が体力勝負!
レッスン中は「うたのお兄さん」と「体操のお兄さん」の2役を、ひとりでこなしていました(笑)
たとえば「色」のレッスンだと
- まず色のカードを見せて単語と発音の練習
- でも集中力が続かないので、すぐに身体を動かすゲーム!
- ちょっと動くと落ち着くので、また座って練習。
- そのあとは、英語の歌を歌って踊って、またゲーム
というくりかえし。
何度もくりかえすことで、子供たちも覚えることができます。
ただ、人が「ことば」を使うのは
「気持ち」や「考え」があって、それを表に出したり、他の人に伝えるため
ですよね?
多くの英会話教室では英語という「ことば」を教えているにもかかわらず、歌やゲームばかりのようなレッスンが多く「ことば」を使うときに必要な
子供たちの「気持ち」や「考え」を表現する活動
が入ってくることは、あまりありません。
当時は子供たちとレッスンしながらも
「これって英語を話す力にはつながらないよな・・・」と、いつも違和感を感じていました。
どうすればいいのか?どうすれば、子どもたちが英語を話せるようになるのか?と考えながらも、忙しく4コマ、5コマと準備をしてレッスンをこなすことで精いっぱいの毎日でした。
そこから自分で教室を作るまでには、まだ悩むのですが(汗)もし興味をお持ちいただければ、こちらをご覧ください「だから自分で教室を作りました」の話を語っております(タップ・クリックするとリンクが開きます)
英語を「使う」レッスン

時間を飛びこえて2019年の秋。
来年の春から小学校で英語が教科になることを意識してなのでしょうか。さぬキッズでは小学生初級クラス(低学年)のクラスが増えています。
子供たちと英会話を楽しみながらも、レッスンの目標は
低学年でも最初から英語を「使う」こと。
今月スタートしたばかりの東かがわ教室・小学生初級クラス。
先週・今週のレッスンのテーマは「色」と「○○のもの」(中学生の生徒もよく間違える「○○’s」です)

さぬキッズではメインの英語活動のときに歌ったり踊ったりはしません。
色の名前を
「英語で言う必要がある」
「ひとに伝えなければ先に進まない」
活動をします。
(曜日や月の英語を覚えるための歌や、ボキャブラリーソングといって英単語を効率よく覚えるための歌は教室でも歌います♪)

(アプリコット出版)より
まず先生が
「Tomoya‘s shirt is pink.」
と伝えます。子どもたちはそれを聴き取り、シャツに色をぬります。
あとは子どもたちが順番に「自分の好きな色」で、どの部分を塗るのかを「英語で」伝えます。
分からない、知らない色の言いかたは、英語を使う活動の中で覚えていきます(子どもたちはその方が早く覚えます)。

また、学習塾で先生が中高生に言うように
「○○のもの=○○’s。名前のあとにアポストロフィーとSを付けるのを忘れないように!」
などと、ワケのわからない説明をしなくても(笑)ちゃんと低学年の子どもたちは理解して「○○’s」を使うことができます。
自分が「一番好きな色」も言います。
少し(かなり?)緊張気味です。
子供たちにとって、ほんとうに「楽しい」って?

ただ単に英語で色を言うだけでなく
情報を伝えあう「必然性」
自分で色を選ぶという
「思考活動」
があると、子供たちは楽しんで英語を使います。
もちろん、年令や発達段階、興味・関心にあわせた活動を用意しなければいけませんが、それを考えるのが先生の役目であり楽しいところ、腕の見せどころです。(ちょっと古い?最近あまり聞きませんねー汗)
「楽しい」ということは
ワイワイ走りまわってゲームをしたり(それも時には楽しいのですが)
子供たちの発音が適当なまま英語の歌を歌わせたり(昔は私もよくやっていましたー汗)
ということだけではないと思いませんか?
低学年の子供たちでも活動が知的に楽しいと、最後まで集中力を切らすことなく取り組むことができます。
そして、みんなで情報を伝えあい1つの活動を完了することで【協力することの大切さ】や【達成感】を味わうことができます。
また【自分が伝えた色をみんなが塗る】。
実は【自分が決めたことをみんなに伝え、受け入れられた】という自己肯定感を育む活動にもなっています。
●年令・知的レベルにあわせた、英語を使う必要のある活動
●自分の意見を発表する・誰かに伝える・発信する、自己表現力
●自分の意見が人と違ってもいいんだという自信・自己肯定感を育てる
●自分と違う意見も受け入れ認めることができる、協働力
子供たちが大人になるまでに身につけてほしいと思う力です。
高松さぬキッズ英会話教室では
「英語は子供たちの自己表現のための言語」
だということを、いつも大切に考えています。
高松さぬキッズ英会話教室では、ひとりひとりの個性や長所に合わせた言葉がけで、お子さんの自己肯定感・自信を育て「自分の意見が言える子」が目標です。
高松市多肥上町・木太町と東かがわ市の教室にて無料体験レッスン受付中
お問い合わせや体験レッスンにお越し頂いた際の勧誘はいっさい行っておりません。安心してお気軽にお申込み・お問い合わせください。
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「おとなしい子・ひっこみ思案な子でも、自信を持って英語が話せるようになる」ための子ども英会話教室「さぬキッズ英会話教室」
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